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夏の三大ご用心!日射病・熱射病・熱中症について

 気温も湿度も上がりやすい夏は、陽射しや熱気に気をつけて体調管理することが不可欠です。最近は「熱中症」という言葉をよく耳にするようになりました。「日射病」「熱射病」とも混同しやすいので、その違いを明確にしながら、原因や症状などのメカニズムと対策について紹介します。

 最も新しい言葉である「熱中症」は、高温多湿の環境で起こる症状の総称です。熱失神、熱疲労、熱けいれん、熱射病をすべて「熱中症」と呼びます。つまり「熱中症」は、ひとつの症状を指すのではなく「高温多湿でかかる疾患」のグループ名と言えます。さらに「熱射病」の中で、陽射しが原因で起こる症状を「日射病」と呼んでいます。
 日射病・熱射病・熱中症は異なる三つの疾患と誤解されがちですが、「熱中症(高温多湿による疾患のグループ名) > 熱射病(一つの疾患) > 日射病(熱射病の中で陽射しが原因のもの)」という違いがあります。

 私たちが子供の頃、よく両親や学校の先生に「日射病にならないように気をつけなさい」と言われました。かつては一般的には他の熱中症もひとくくりに「日射病」と呼ばれていたように、「日射病」は最も長くなじみのある言葉です。この「日射病」とはどのようなものでしょうか。
 夏の暑い陽射しを浴び続けて歩き回ったりすると、身体がオーバーヒートしてダウンしてしまうのが「日射病」。症状としては、顔が赤くなる、息が上がって荒くなる、皮膚が乾いて汗が出ない、めまい・頭痛・吐き気などが挙げられます。ひどい時は意識不明になったり、最悪の場合は命を落とすこともないわけではありません。

 日射病は陽射しが原因なので、予防するには後頭部と首に直射日光が当たらないようにすることが肝心。タオルを中に入れたつばの広い帽子を被るのがいいと言われています。
 もし身近な人が日射病にかかってしまったら、すぐに風通しのよい日陰に頭を高くして、吐き気がある場合は横向きに寝かせます。濡れタオルなどで首やワキの下を直ちに冷やし、スポーツドリンクを飲ませて、あおぎながら風を送りましょう。

 高温多湿の中を長時間歩いたり、無理な作業を続けることで、体内の水分や塩分が不足して、体内調節が効かなくなってダウンするのが「熱射病」。症状としては、顔が青白くなる、大量の汗が出る、皮膚がじっとりとして身体が冷たい、めまい・吐き気がある、身体がだるくなるなど。
 熱射病を避けるには、炎天下のテント内など高温多湿の場所での長時間作業や、無理な運動を避けることです。必ずこまめに水分補給すること。

 熱射病にかかってしまった人への応急処置は、まず日射病と同様に涼しい日陰に頭を高くして寝かせましょう。体温が低い場合は、身体を締め付けている衣服などをゆるめます。水か薄い食塩水を15分おきくらいに飲ませましょう。

 暑い夏はこれらの熱中症にならないために、湿気のある暑い場所で無理をしないことが一番です。炎天下でのレジャーや仕事の際は、かならず帽子を被ったり、こまめに水分を取りましょう。
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